7rpn’s blog: うわああああな日常

好きなことをつらつらと。

GM1のキットレンズを分解した。

LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6がぶっ壊れました
私のミラーレスの愛機,GM1に付属のキットレンズです。

まあ自分が壊したんですけれどね。
飲み会で写真撮ろうとして,カメラを棚に置いてセルフタイマーをセットした次の瞬間,手を滑らせてカメラが床へ転落
一瞬で酔いも醒めました。"がっちゃん"という派手な音とともに,曲がって収納できなくなったレンズ。 ズーム部分が一切回せなくなったわけです。

電気屋に持って行ったら修理費用は一万5000円らしい。高すぎ。自分で直してやれ,ってことで分解してみました。
結論から言うと,クソ難しいです。小型化を突き詰めたレンズなので,内部もものすごく精密でした。 分解でドライヤー(≠ドライバー)なんて初めて使ったから。

結局,沈胴機構を動かせるようにしないとすべてばらすことができなく(どうしようもない壊れかたしてた),直せずに元に戻しました。

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今見ても酷い壊れ方ですね。

分解レポート

必要な道具

  • ドライバー
  • ドライヤー
  • ラジオペンチ
  • 0.3mmのシャープペン

早速分解の詳しい手順を書いて行こうと思います。分解系の記事書くのは初めてかつ手順がうろ覚えなので分かりにくいかもしれませんが,まぁ大目に見てあげてください。

1. 金属部分の抑えと裏蓋を外す

ドライバーを使って,裏蓋部分の黒い場所と銀色の場所を外しましょう。
普通にネジを外せば難なく外せます。 f:id:s7rpn:20151112212815j:plain:w600

2. 後玉部分の基盤をバラす

ケーブルを止めている部分のネジを外して,ほかに押さえているネジを全部外しましょう。 f:id:s7rpn:20151112214002j:plain:w600

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3. ドライヤーを使って,ローレット加工されている金属部分を外す

このレンズのローレット加工部には,熱可逆性の接着剤が使われています。(つまり熱で粘着力を失う接着剤) ドライヤーでゆっくりローレット加工されている部分を暖めましょう。完全に暖めたら外すことができます。
黒い部分に触ると手が汚れるので注意しましょう。笑
これから先にやった方がいいかもしれない。

価格コムとか見てるとこの外装部分が外れるっていう初期不良が流行っているみたいですが,おおかた暑い車の中に放置したとかうっかり暖めてしまったっていうのが原因だと思ってます。

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4. 現れたネジを外す

接着剤で金属部分を外すとネジが隠れているので,そのネジを外しましょう。これで後ろ玉部分一式が外れる準備が整いました。

5 .上部レンズ部分を外す

ケーブルが基盤にピンで接続されていますが,これをラジオペンチ(もしくはピンセット)などで外しましょう。 あとはネジを外して,上部のレンズ部分(いわゆる後玉部分)一式が外れます。 f:id:s7rpn:20151112214542j:plain:w600

6 .沈胴させてレンズ部分を取り外す

んだと思います,多分…

これで一通り分解が終了すると思います。手振れ補正部分は今回触りませんでしたが,かなり精密っぽそうなので分解したら即戻すの不可能,とかになりそう。笑
自分は沈胴機構自体が死んでたので,この先へ進めませんでした。 だれかレベルの高い分解師さんいたらこの先よろしくお願いします!笑

あと戻すときにケーブルをピンに接続するために,細い棒が必要です。 持ってなかったので0.3mmのシャープペンで代用しました。
今思うと縫い針とかでやれば良かったかもしれない。

接着剤部分はまたドライヤーで暖め直して,くっつけてあげればおっけー。
価格コムとかではテープでとめるとか接着剤でつけるとかいう方法が流行ってますが,その辺は好みですかね。
自分は取り返しのつかない事はしたくないので接着剤は怖いです。笑

分解難易度は?

半端じゃない難易度だと思います。PSPの10倍は難しかった。iPad Airと同じくらいかな。いやそれは言い過ぎか。

まぁ誰も分解していないものなので,試行錯誤が必要な分,難しく感じたってのはあるかもしれません。

このレンズにまつわるあれこれ

高級感あふれる金属デザイン

分解して分かったんですが,外観の金属部分はすべて(熱可逆の)接着剤でとめてあるだけです。

高級感にあふれる金属外装を採用したデザイン

このレンズのパナソニック公式の売り文句です。接着剤でとめた高級感()

まぁ小さいだけあって中身はすごく詰まってますね。
レンズなのに演算回路とか必要なのかと思ったり。

レンズの写りごごち

レンズの筒部分が曲がってるだけあって,すごい絵が撮れます(泣)。中心にだけフォーカス可能で,周辺はかなりのボケ。

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作例はこんな感じ。取りたい被写体を浮かび上がらせるのに良いかなぁ。
誰か5000円くらいでこのレンズ買ってください。笑

壊れていないこのレンズの写りは多くレビューがある通りです。
可もなく不可もないって感じで,コンパクトさだけを突き詰めたレンズですね。 写りはミラーレスのクオリティは確保していますよって感じ。
もう少し解像するといいなぁとも思うけどこの小ささなら無い物ねだりかな。

キットレンズで取った作例を他の記事でアップしているのでぜひ見ていってください。

まぁ直せないと分かったことですし,アマゾンでレンズ買います。 Leica 15mmにするか同じレンズのままにするか超迷い中。