7rpn’s blog: うわああああな日常

好きなことをつらつらと。AIとかで面白いことをしたい。

最強の楽譜作成ソフトは?

Sibelius vs MuseScore

いきなりですが,MuseScore最強すぎます。これが無料なんて信じられないくらい。

自分は普段,Sibeliusっていう値段のクソ高い楽譜作成ソフトを使っています。 ですがこのソフト,インストールに50GBの容量が必要なんですよね。 1TBの容量があるメインマシンならともかく,サブのMacBook Air 128GBに入れたらPCの容量半分持っていかれます。これは避けたい。笑

そこで代替を探していてMuseScoreを試してみたら,これで十分では?ってなってしまったわけです。 そこで今回は,Sibelius vs MuseScoreっていうテーマで,各項目ごとに優劣をつけていきたいと思います。

値段

いわずもがなMuseScoreの圧勝。 Sibeliusは5万円。MuseScoreは無料。

容量

これもMuseScoreの圧勝。 Sibeliusは音にこだわった50GBのサンプル音源!!とか言っているけどPCの空き容量考えたら邪魔で仕方ないです。 しかも音もあまり良くないという。

プレイバックの音

Sibeliusが音源に容量を50GB使っているにもかかわらず,引き分け。 Windows機で比較したらSibeliusの勝ちなんですが,自分はMacユーザーなので音源の良さに優劣付けられるほどの差がないんですよね。 MacはPCに初期搭載の音源が割と良いので。

Sibeliusは50GBも容量を使ってこの音ってことを考えれると容量的にはSibeliusの負けですが,Sibeliusは装飾音符の音が入る位置を選べます。 Museは選べないので,お互い一勝一敗ってことで引き分けにしました。

ていうか音の良さならNotionが一番だと思います。ぼったくりのクソ楽譜作成ソフトだと思ってますけどね。音を別に高い金額出して購入しないと行けないので,ソフト自体は安いんですが結局ぼったくられます。笑
それならSibeliusにvsti足していい音源別で買うよっていう。

楽譜入力

MuseScoreの圧勝。 どちらもMIDI鍵盤からの入力に対応していますが,MuseScoreは入力した音符の長さをPCのキーボードで変えられます。 Sibeliusでは入力する音符の長さを変えるたびにマウス移動してぽちぽちしないといけなかったのが,MuseScoreではキーボードのQボタンとWボタン押すだけ。 これはやばい。作業効率爆上がりです。

あと臨時記号についても作業効率が全然違います。 Sibeliusはマウスでぽちぽちしないといけないけれど,MuseScoreなら入力してから上下ボタンで臨時記号付けられます。

Sibeliusでも上下キーで音符移動できるんですが,いわゆる臨時記号のつかないスケール上の音に勝手に当てはめてくれます。 それが便利なときもあるのですが,臨時記号をマウス使わないと入力できない不便が圧倒的なのでいらない機能です。笑

安定性

互角。MuseScoreのほうが圧倒的に落ちやすいけれど,Sibeliusの方が全体的に重いです。

楽譜の綺麗さ

唯一,Sibeliusの圧勝。 一応商用の楽譜印刷に使えるソフトなわけで,印刷した場合の楽譜の綺麗さは圧倒的にSibeliusが上。 とくにリハーサルマークはMuseScoreはひどいかなって思う。 自分の場合は,普段はMuseScoreで書いて,最後の清書だけはSibeliusに頼るって使い方をしています。

MuseScoreが綺麗な楽譜を印刷できるようになったら,Sibeliusの存在意義が本当になくなるわけで,先行きが不安ですね。 まぁ,有料のソフトに全項目でMuseScoreが互角になってしまったら,謎の圧力がかかってMuseScoreが公開禁止になるかもしれませんが。笑

というわけでこれまでの結果を表にまとめてみました。

-- Sibelius Musescore
値段 5万円 無料
ソフトの容量 50GB 0.2GB
音質 普通 普通
楽譜入力 良い
安定性 重い 不安定
楽譜の綺麗さ 綺麗 普通


感想

三勝一敗一分でMuseScoreの勝ちでした。

やっぱりMuseScoreは強いですね。 無料の楽譜作成ソフトのなかで唯一有料のものと互角に戦えます。 ほかの無料楽譜作成ソフトのScoreCloudとかFinale notepadとか試しましたが,酷い有様でした。

音質に関しては,より良いプレイバックを求めるのなら,生演奏かDTM寄りのソフト(Cubaseとかね)を使うかのどちらかだと思います。 少なくとも現時点では,楽譜作成ソフトのプレイバックはどれも使えた物ではない,というのが正直な感想ですね。

結論として,5万円のSibeliusと互角の能力をもって,かつ無料のMuseScoreはすごすぎると思います。 みんなMuseScoreを使おう!って感じの記事でした。